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ウニを初めて食べた人はすごい

 

タイトルの通りです。

ウニを初めて食べた人はすごい。

 

今日のブログは「ウニを初めて食べた人はすごいなぁ」ということを

ただいろんな言葉で書き連ねているだけなので、

(初めて食べた人物とか、ウニが初めて登場した書物などの紹介は一切ない。知らない)

 

通勤電車の中、スマホで見れるあらゆるサイトを見終わってしまって

ツイッターやインスタグラムをひたすらカシュカシュやる時間に突入した人しか読んじゃだめです。

 

間違っても家の中とかでのんびり読まないでほしい。

こんなブログ読むぐらいなら、足の裏とかジッと見てた方がいいです。

「こんなとこにホクロあったんだ…」っていう気付きとか得られて、そっちの方がまだ有意義だと思いますね。

 

 

 

私はウニが大好きです。

全部の食べ物の中で一番好きかもしれない。

 

目に入れても痛くないくらい好き。

殻はトゲトゲしまくってるからさすがに入れられたら泣いちゃうけど、

オレンジのじゅるじゅるの方なら道で突然目に入れられてもそんなに怒りません。

 

それぐらい好きです。

 

 

安い回転寿司屋でウニを頼むと大抵、一皿に一貫しか乗ってないし、

「今朝歯ブラシに出した歯磨き粉ぐらいの量しかない…」というときもありますが、

それでも食べられたら嬉しいのです。

あのウニ独特の風味が広がるだけで、口の中がアンダー・ザ・シーみたいになります。

(きれいな魚が歯を太鼓みたいに叩いてて喉の奥からセバスチャンが出てくる感じ)

 

 

でも食べる度に思う。

私はこれを「ウニ」だと知ってるから美味しく食べられるけど、

名もない謎のオレンジ色をしたニュルニュルだったら、好んで食べないのでは?と。

 

 

(フリー素材のウニ。フリーウニ)

 

これが例えば砂浜とかにどっさり落ちてたら。

今の私なら喜んでスプーンと醤油をどこからか持ってくると思うが、

ウニを知らない私なら「ギャア」と言って木の枝でつついたりするだろう。

 

 

さらに、殻はもっと怖い。

 

(フリー素材のウニ殻。フリーウニ殻)

 

これが海の中にいたら。

 

今の私なら「ウニが生きてる!」と言って動いてる様に感動しつつ

どこからかスプーンと醤油を持ってくるだろうが、

ウニを知らない私なら、

なにか黒い生き物がめちゃめちゃ怒ってる状態だと勘違いして

刺されるのを恐れてギャアギャアと逃げ惑うだろう。

 

 

でも、「ウニ」を食べられる生き物だと知らないまま、

というかコレが生き物なのかも(多分)よく分からないまま、

黒いトゲトゲの中のオレンジのジュルジュルを、

誰かがこの世で最初に食した瞬間が存在するのだ。

 

その人、すごいですよね。

おそらく大昔の話で、未知の生き物を食べることに今ほど抵抗がなかったのかもしれませんが、

それでもすごい。

 

 

歴史に全く詳しくないのでめちゃくちゃな想像になりますが、

どうやって初めて食べたのか考えてみる。

 

 

第一発見者は、おそらく海で漁をしていたんだと思います。

 

でもあの黒いトゲトゲの物体を海の中で見つけたとして、

ゴーグルとかしてないから多分ボヤァ~としか見えないじゃないですか。

 

で、「なんだあの黒いの」って掴もうとして、

手に刺さって「イテーーー!」ってなったことでしょう。最初。

 

 

その叫び声を聞いて、

海で狩りをしていた他の仲間たちがワラワラと寄ってくるわけです。

「なんだ、どうした?」と。

 

そしたら叫んでた人の手に、

黒いなんかトゲトゲしたやつが刺さってる。

 

多分、みんなの第一印象は「なんで栗が海に?」だと思います。

ウニと栗どっちがこの世で先に発見されたのか分かりませんが、多分栗です。

栗の方が、日本むかし話とかにも出てきてるので…。

 

 

「なんだ栗か」「誰かが落としたんだろう」とみんながまた狩りに戻ろうとしたそのとき、

「よく見ろ、動いている」と手に持ってる人が気付くのです。


「これは栗じゃない!」

 

Not、栗。

そもそも海に栗を落とす奴なんかいない!

 

 

「黒くて丸い魚がめちゃくちゃ怒って、こうなるんじゃないのか?」

「ただ人を痛めつけるために誰かが作った道具では?」

「サンゴ的なものでは?」「誰かの心の闇が具現化してしまったんだ」

いろいろな憶測がなされ、やがて「じゃあ誰か割ってみろ」という流れになります。

 

じゃんけんはまだ無かった時代だと思うので、

「海面を叩いて一番水しぶきが小さかった奴が割る」的な決め方でしょう。

全員でやったらみんなの水しぶきが合わさっちゃってめちゃくちゃなことになったので、

一人ずつ水面を叩いていきます。

 

バシャッ!「「おぉ~~」」

ボァッシャァ!!!「「おぉぉぉぉ~」」

ポチャッ「「あ~()」」

ボゴンッ「「おぉ~?」」

ポッ「「あぁ~~()()!!!」」

 

最後の人が割ることになりました。

 

この割るときがめちゃくちゃ怖い。

動いてるし、ミチッ……みたいな音がして結構力を入れないと割れない。

 

血とかブシャーって出てくるのでは?と思いながら

恐る恐る割ると、

オレンジのウニュウニュが詰まっている!!!

 

(フリー素材のウニ殻の中。フリーウニ殻中)

 

ここまできたら食べれるか。

「食べてみようか」ってなるかな。

 

でも思い切ってパクッて食べるのはやっぱり怖いですよね。

 

「脳だ!」とか騒ぎつつ、

ちょっとぺろぺろ舐めて、体に害なさそうだな、ってなったら

みんなで「せーの!」で食べたんだと思います。

 

 

 でも最初は、旨いのかどうかよく分かんないわけです。

「なんか…海の味がする」って言い合って、

「よく分かんなかったね~」みたいな感じでその場は終わり。

 

でも陸に戻ってからみんなにその話をしたら、

「海を食えるなら食ってみたくね?」と予想外の盛り上がり。

 

 

それで、みんなでウニを獲りに行って、食べて、

「マジで海の味だ!!」って、そこからちょっと流行り出したんだと思います。

 

 

で、そのまま「海の味」として時代を経て残り続け、

「海食べたいな~」ってときに食される生き物になり、

 

「海」「うみ」「ウミ」……で、今の「ウニ」という呼ばれ方になったんでしょうね。


 

真実は全然違うと思いますが、

ウニを初めて食べた人へ感謝を捧げます。

 

 

 

ありがとウニ。

 

 

 

 


 

……ほらやっぱり、足の裏見てた方がよかったんじゃないですか?


でかいホクロには気を付けてくださいね。



 

コメントをお書きください

コメント: 6
  • #1

    はむ (月曜日, 16 7月 2018 21:43)

  • #2

    なつ (月曜日, 16 7月 2018 23:57)

    やっぱりすきだわー。おもしろかった。また記事書いて欲しい!ブログも楽しまにしてます。

  • #3

    こう (水曜日, 18 7月 2018 16:21)

    回転寿司で、間違えて目でウニを食べる図のインスタ投稿待ってます。

  • #4

    三つ編み (木曜日, 19 7月 2018 17:48)

    足の裏見るのよりとても楽しかったです。

  • #5

    はじめてのババァ (土曜日, 21 7月 2018 00:42)

    やっぱり面白いです

    ウニ嫌いだけど( ˙-˙ )

  • #6

    日芸OG (日曜日, 22 7月 2018 09:59)

    ウニを初めて食べた人はすごい、じゃなくて
    ウニを食べられる生活がすごい、じゃないかと。
    ビンゴ?